古本のおまけ

千駄木

V.A.「IDÉE ensemble︰numéro 2」585円
ちくま文学の森 怠けものの話」270円
芭蕉・蕪村」尾形仂 270円
「東京地名考・下」朝日新聞社会部 110円
「素白随筆遺珠・学芸文集」岩本素白 770円
*古本買いの楽しみは、挟み込まれた意外な紙片に思いがけず遭遇すること。新聞の書評記事が当の書物にはさんであるのはよくあることで、私がもっとも驚いたのは、森銑三の新書「西鶴西鶴本」に、森銑三吉田幸一氏(未詳)に宛てたはがきがはさまっていたこと
昭和30年4月7日の消印が見えるが達筆すぎて読めない
およそ価値のある本とは無縁なコレクションだが、こればかりは大切にとってある
どのぐらいの値がつくものか、興味はあるが、手放したくはない

そこでこの随筆集であるが、「7/4 克彦」と署名のあるメモがはさんであった
読了したので進呈します、とこちらははっきり読めるがいったい誰が誰に宛てた通信やら

よもや田中克彦ではあるまいが


山田風太郎ミステリー傑作選1 眼中の悪魔 本格篇」620円