漱石が自著の装丁を謙遜している

買った本と届いた本

誰かが誰かに宛てた手紙は(面白く)読めるのはなぜなのか

 

ゴシップ的な興味は勿論、何か創作の秘密が吐露されていやしないかという興味も

 

啄木、漱石、荷風…もはや歴史となった文学者の肉声が聞かれる心地がするというのも、好奇心をそそるのだ

蕩尽

体調不良を言い訳に会社を早退、池袋で音盤と書籍を漁るという暴挙に及ぶ給料日

もっとも満更仮病という訳でもなくて、慢性的な疲労感と、風邪の初期の初期のような予感がしたということもある

なにせ抗癌剤の副作用、まったく予想がつかずコントロールできない

いつどう出るか、対症療法もいいところ

 

メンタルの影響も少なくないのではと最近おもいはじめていて疲労をおしても好きなことに時間を費やすのが薬と言えなくもない

と言い訳する

 

そもそもが移転新装なったユニオンで先日買いそびれたフリートウッド・マックの4枚組ボックス、たしか990円!を求めるためであったが、2週間も経ってはさすがにみあたらなかった

 

そのかわりに買ったもの以下↓

ゲイリー・マクファーランドはとにかく好きなので即買い

glücklichコンピはⅠ〜Ⅲまで愛聴しているのでⅣ,Vを見つけたらそりゃ揃えたくなるでしょ 安いし 確か480円だったかな

街角クラブはよく見かけるけれど、新譜として並んでいたので思わず

 

そのまま帰ればいいものを、ついでだからとサンシャイン通りのブに廻る

どうもユニオンのCDの棚は「薄く」なったように思われ、それに比べるとブは圧倒的な物量 セレンディピティの機会はこちらに分があるのではなかろうか

心情としてはどうしたってユニオンなのだが、digする楽しみはこちらが上だった

買ったもの以下↓

カエターノ さいきんにわかにファンになって編集版などから深く広い彼の世界に入ろうとしている ずいぶん前に当時の職場で同僚だったSSWのM氏から勧められていたのを思い出すが、billie jean の奔放なカバーに興味を惹かれたくらいで深くたちいろうとしなかった おそらく当時の自分にはまだ聞く耳が備わっていなかったのだろう

 

逆に、当時よく聞いていてその後ぷっつり、という音楽を改めて聞き直す、という営為も長く音楽ファンであることの楽しみの一つである

モノクロームセットとか、ウェザープロフェッツとか、ēlとかチェリーレッドとか、いわゆるネオアコで括られるようなバンドはノスタルジーを差し引いても、良い

クリエイションとか、再度集めだしたらきりがない 幸い今の世にはSpotifyという神が存在しているおかげで破産せずに済む

 

ジュリア・フォーダム JUMPが入ったこのアルバムを数年来探してきてようやく出会った なぜか、Happy Ever Afterなどは350円以下の棚に履いて捨てるほど(失礼!)見かけるのだが、これはなかった ライナーを読む限りでは、どうもあまり売れなかったようなので流通数が少ないのかも

 

安心と信頼のニック・デカロ 

マイケル・フランクス、A・P・ルセナも然り

WIlCOはなんの間違いか136円だった

 

本はこの通り↓

 

 

 

古今集遠鏡

錦糸町駅近辺で気力をすりへらす用事をすませたあと、ブによってみる

夜勤明けで疲労困憊であるが、緊張のあと弛緩することで精神のバランスをたもつためにはいたしかたない、と言い訳をしておく

折しも本全品20パーセントオフ
いつもなら買い控えていた本につい手が伸びてしまう
マジックワードにまんまとのせられた訳か

「眠る盃 新装版」向田邦子 376円
「悪魔のいる文学史」澁澤龍彦 296円
「歴史(上)」ヘロドトス/松原千秋訳 728円
※ついに、というべきか この本、古典中の古典でありながら、安くなっているのを見かけたことがない いやそれこそが2000年読み継がれる古典の古典たる所以なのであろう

そして、これはまったく思いもしなかった掘り出し物だった
「古今集遠鏡(上)」616円

鮒膾

ひさしぶりにブを訪ねる気になったのは、夜勤明けの解放感とポケットの小金のせいにちがいない

ふりかえってみると5ヶ月は控えていたのだな

生活のすべての局面において行動を控えていた段階から、手探りしつつ日常へ回帰するにあたりなにが優先されてくるのか

 

外食、酒場、等々、少しずつ回復しているがその何番めかに中古本屋がはいってくるのだな、とあらためて気がついた

この間も通販でCDや本を買うことはしていたのに

 

というわけで購入したのは以下のごとし

「stop and listen 5」Compiled by Masters at Work 980円 

いつか手放してしまっていたが、収録曲を見ると、いま好んで聞いている音楽の傾向がギュっと詰まっている

おそらく2000年頃のリリースだとおもうが、ほどなくしてヘビーローテーションになっていた

こういう音群によって現在の音楽的嗜好が形作られてきたのだな、と感慨にふける

よって、再購入

「Disco Fever」Compiled by Dimitri From Paris 780円

この2枚同じ持ち主のものだったろう どちらもBBEだし ボール紙?製の外箱の質感といいほんとこのレーベルは信頼できる

「calendula」naomi & goro & 菊地成孔 780円

「BUDAKHAN MINDPHONE」SQUAREPUSHER 290円

「LIKE NEVER BEFORE」TAJ MAHAL 290円 ※家かえったらあった

「SONG X」PAT METHENY/ORNETTE COLEMAN 290円

「MINI SHOWCASE」HORACE ANDY MEETS NAGGO MORRIS/WAYNE JARRETT  290円

「How About Me」John Miller  1580円

「MARK'S KEYBOARD REPAIR」MONEY MARK 290円

「IDÉE ensemble collection de musique ; numero 3」780円

「ALL SHALL BE WELL」VIRGINIA ASTLEY 290円

けっきょくV.アストリーは全部買い直しているな 新盤はないのだろうか

V.バニヤンみたいな復活は

 

さて本だ

「湖底のまつり」泡坂妻夫 110円

「背教者ユリアヌス(上)」辻邦生 110円

「銀杏散りやまず」辻邦生 110円

「薔薇の沈黙 リルケ論の試み」辻邦生 570円

「沼地のある森を抜けて」梨木香歩 110円

「眼の哲学 / 利休伝ノート」青山二郎 570円

「増補 俳諧歳時記栞草(上)」曲亭馬琴編/藍亭青藍補/堀切実校注 270円

何度でも買う

年度末の処遇改善加算金がはいったのでブ亀戸駅東口店

「MODAL SOUL」NUJABES 980円
なぜか値札にはノラ・ジョーンズとあった

「WE WALKED IN SONG」THE INNOCENCE MISSION 780円
「ALGIERS」CALEXICO 510円
「グランド・ツアー」本城靖久 110円
「明治百話(下)」篠田鉱造 110円
「エレンディア」G・ガルシア=マルケス/木村榮一訳 110円
エレンディアも見つけると買ってしまう
美本だし
「ゼーロン・淡雪」牧野信一 110円
こないだふとおもいだして読もうと思ったら、どこにしまったかわからなくなっていた
「黒後家蜘蛛の会5」アシモフ/池央耿 370円
初版 極美品
私ごときが初版にこだわるのはとうにやめにしたが、これはなにせ状態がいい
出版当時の装いがそのままに保存されているということであれば、私にとって初版本の価値はじゅうぶんにある
「鮮烈!アナーキー日本映画史1959〜1979 愛蔵版」映画秘宝編集部 770円

古本のおまけ

ブ千駄木店

V.A.「IDÉE ensemble︰numéro 2」585円
「ちくま文学の森 怠けものの話」270円
「芭蕉・蕪村」尾形仂 270円
「東京地名考・下」朝日新聞社会部 110円
「素白随筆遺珠・学芸文集」岩本素白 770円
*古本買いの楽しみは、挟み込まれた意外な紙片に思いがけず遭遇すること。新聞の書評記事が当の書物にはさんであるのはよくあることで、私がもっとも驚いたのは、森銑三の新書「西鶴と西鶴本」に、森銑三が吉田幸一氏(未詳)に宛てたはがきがはさまっていたこと
昭和30年4月7日の消印が見えるが達筆すぎて読めない
およそ価値のある本とは無縁なコレクションだが、こればかりは大切にとってある
どのぐらいの値がつくものか、興味はあるが、手放したくはない

そこでこの随筆集であるが、「7/4 克彦」と署名のあるメモがはさんであった
読了したので進呈します、とこちらははっきり読めるがいったい誰が誰に宛てた通信やら

よもや田中克彦ではあるまいが


「山田風太郎ミステリー傑作選1 眼中の悪魔 本格篇」620円

フィーリン、ホウカムブルース。

新宿で仕事絡みの研修に参加した帰り、代々木まで散歩してみた。
10年ほどまえ近くで働いていたのだが、家と職場の往復ばかりであたりを見回す余裕がなかった。

高層ビルの谷間に生活の息遣いの感じられる街があった。開発の槌音から遠く、取り残されたような懐かしい街。入り組んだ街路、古いビル、マンション、看板。歩いていて楽しい。

代々木駅近く、営業をさぼってよくのぞいていたブックオフもまだあった。
売れる前のピンクマーティーニとか、コパサルーヴォとか(バンド名が思い出せずCD棚をしばらく漁った)、ここで買ったんではなかったか。

いまおもえば、当時から通好みな品揃えであったのだな。とくに音楽。これがここの土地柄なのだろう。高田馬場はとにかく茶色い本が充実していたり、ブックオフの地域色をよく把握し、使い分けねばならぬ。

以下買ったもの。

「森の生活」ソロー/佐渡谷重信訳 330円
各社からいくつも出ている翻訳の冒頭を2,3行読み比べただけでも、この学術文庫版がもっとも読みやすいのがわかる。いつも目にするがこの価格ははじめて見た。よって即購入。

「今昔物語集 本朝部(下)」池上洵一編 330円
これもこの価格では出ていることはない。即買い。

O.S.T.「POPEYE」NILLSON/VAN DYKE PARKS 2950円

ニルソン!ロビン・ウィリアムス!アルトマン!そして我らがヴァン・ダイクパークス!!
頭がクラクラする。ちなみにこのアルバムの存在を知り、SPOTIFYで聞いてみたが内容はピンとこなかった。それでもいいのだ。紙ジャケ、保存版。

「TERRA A VISTA」TERRA TRIO 1380円
「CANTA ELISA PORTAL」GUYUN Y SU GRUPO 950円
「YOU CAN'T GET ENOUGH OF THAT STUFF」THE HOKUM BOYS 1180円
「Blues,Rags And Ballads」THE LATE BILL WILLIAMS 980円
この2枚必ずや同じ持ち主のものだっただろう。

「ORIGINAL CLUB SKA」V.A.510円
「old note & afterward」tickles 200円
「LATE NIGHT TALES」The Flaming Lips 200円